開催地:東京都
環境教育フォーラム21では地球環境問題をビジネスの視点で解決していく人材の育成を目的に新たに「21世紀環境塾」を開始しました。5月11日には文京シビックセンター(東京・文京)で「日本の地球温暖化対策の行方」をテーマに元国連大学副学長で、環境審議会委員、東京大学名誉教授などを歴任されている安井至氏、温暖化対策をビジネスの手法で取り組みだした東京都で「キャップ・アンド・トレード」を担当している東京都環境局排出量取引課長の荒田 有紀 氏を講師にセミナーを開催します。
21世紀環境塾は地球環境問題とビジネスに関してもっともホットなテーマについて、その分野のスペシャリストに解説していただきます。参加自由のオープンな塾です。セミナーなどを通じて仕事に役立つ環境知識を深めていただければ幸いです。 5月11日のセミナーの概要は下記の通りです。
◇21世紀環境塾公開セミナー・日本の地球温暖化対策の行方
温暖化は人類の生存だけでなく、生物多様性をも脅かしていますが、福島第一原発事故を経て日本の地球温暖化対策はどう進むのか。我が国は昨年12月のCOP17で実質的に京都議定書からの離脱を宣言、原発に代わるエネルギー確保もままなりません。一方で人類共通の課題である温暖化対策への取り組みを止めわけにはいきません。国の環境政策にも影響力を持つ安井先生に日本の温暖化対策を展望していただきます。
一方、東京都が進めている「キャップ・アンド・トレード」は産業界から注目を集めています。都の取り組みは全国各地の自治体にも波及しており、巨大なビジネスに発展する可能性も秘めています。都の取り組みと展望について排出量取引担当課長の荒田 有紀氏にご講演いただきます。
日時:5月11日 午後2時15分−4時45分(開場は午後2時)
会場:文京シビックセンター26階スカイホール(東京都文京区春日1−16−21)
交通:東京メトロ丸ノ内線、南北線後楽園駅に直結、都営三田線、大江戸線春日駅に直結
入場:無料
定員:100人
お申し込み: forum@newsmedia.jp に参加する方のお名前(複数名でも結構です)をお書きのうえご返信ください。
講師
安井至氏
東京大学名誉教授 元国連大学副学長、元東京大学国際・産学共同研究センター長、環境審議会委員、製品評価技術基盤機構(NITE)理事長。
荒田 有紀 氏
東京都環境局 排出量取引担当課長。1993年東京都庁入庁。衛生局、福祉局、総務局などを経て、2004年から環境局でCO2削減対策を担当。2009年から現職。
コーディネーター
環境教育フォーラム21代表半田裕之
日本経済新聞記者、デスクを経てマルチメディア局企画部長、日経デスクトップ取締役事業統括部長を経て独立。独立行政法人中小企業整備基盤機構アドバイザーなどを歴任。