開催地:埼玉県
◆講演◆
「水辺の癒し効果を資源とした河川での環境経営」
◆講師◆
菅 和利 氏 (芝浦工業大学名誉教授)
【講演概要】
広い河川敷、水辺を有する都市近郊の自然河川は、豊かで多様な河川環境を有している。この河川環境の価値を定量化することで、環境資源を商品とした社会的価値による環境経営が考えられる。水辺の直接利用価値はCVM、旅行費用法などで経済的価値の評価を行うことができるが、せせらぎ音の快適性、開放感、のんびり感、景観など精神的,肉体的なゆったり感は定量的に評価できていない。この水辺環境が与える精神的なのんびり感、ゆったり感を「癒し効果」と定義すると、水辺は日常生活の中で負荷されているストレスを開放する役割を有していると捉えることができる。こののんびり感は生体反応としてはストレスが緩和された状態と見なすことができ、ストレス指標によって水辺環境を定量的に評価することが可能である。
この講演では、水辺の癒し効果の定量化と「癒し効果の構造化」について話をするとともに、皆さんを被験者として実際にストレス測定を行います。
●日 時:平成26年9月26日(金) 14:00〜16:00
●場 所:埼玉県県民健康センター 1F「大会議室C」
(さいたま市浦和区仲町3-5-1)
TEL:048-824-4801
●参加費:無料
●主 催:公益社団法人 日本河川協会
共 催:彩の川研究会
後 援:埼玉県