開催地:東京都
環境影響評価法(平成9年制定)の完全施行から10年を迎え、法の施行を通じて浮かび上がった課題や、生物多様性の保全、地球温暖化対策の推進、地方分権の推進、行政手続のオンライン化等の社会情勢の変化に対応するため、「環境影響評価法の一部を改正する法律案」が第174回通常国会に提出され審議が行われています。
このようなタイミングを捉え、わが国の環境アセスメントに関する研究の第一人者である原科幸彦東京工業大学大学院教授をお迎えし、「環境アセスメントを巡る最近の動向」をテーマに語っていただきます。
原科幸彦氏は、今回の環境影響評価法の改正法案についての検討、また東京工業大学の高層建築計画に伴う自主ミニアセスメントの実施、さらには国際協力機構(JICA)や国際協力銀行(JBIC)の環境社会配慮ガイドラインの作成などに中心的な役割をされています。
同氏は、日本人として初めて国際影響評価学会(IAIA)の会長も務めており、環境アセスメントに関する内外の事情に精通された豊富な知見をもとに、幅広く環境アセスメントを巡る最近の動向について解説していただきます。