開催地:滋賀県
東近江市地域おこし協力隊、比嘉彩夏(所在地:滋賀県東近江市百済寺町460)は、織田信長の焼き討ちにより途絶えた幻の銘酒「百済寺樽」を地域との協働のもと、444年ぶりに復活する「酒づくりオーナー」の募集を開始いたします。
■信長の焼き討ちにより途絶えた「百済寺樽」とは
紅葉の名所として知られる「釈迦山百済寺」はかつて「東洋一の寺院」「地上の天国」と称された知る人ぞ知る名刹です。室町時代に隆盛を極める礎となったのが幻の銘酒「百済寺樽」で、清酒の起源「僧坊酒」発祥の一つとなりました。当時、清酒を醸造していた百済寺は、経済力・労働力・情報力・技術力・政治力の全てを兼ね備え、今でいうバイオテクノロジーが集結する近江の一大文化拠点でした。鈴鹿山系から湧き出る清水、香り高い近江米、そして中枢部の三百坊に加え総計一千坊、一千三百余人を要する大寺院だからこそ生まれた「百済寺樽」は幕府や朝廷にも献上、愛飲されていました。
“近江を制するもの、天下を制す”と戦国の覇者、織田信長は侵攻をはじめ、生涯で唯一の勅願寺と定めたのが百済寺でした。しかし、百済寺は敵対勢力である守護大名の六角氏との縁が深く、血筋にあたる男子を山内の重要職に迎え入れて密な関係を保ってきた経緯もあり、寺院内の勢力を二分することになったと考えられています。そして、天正元年(1573)、僧たちが六角氏の妻子を山内にかくまい兵糧を運んで支援していたことが信長の知るところとなり、激怒した信長の手によって寺の全域が焼き討ちされ、人々に愛された「百済寺樽」の歴史にも幕が閉じたのです。
■「酒づくりオーナー」概要
信長の焼き討ちから今年で444年。酒米生産農家、百済寺、喜多酒造の全面的な協力のもと、幻の銘酒「百済寺樽」の復活プロジェクトに取り組みます。
プロジェクト実施にあたり、「百済寺樽」にロマンを感じる方、酒米づくりを体験してみたい方、農村の豊かさを肌で感じたい方、など私たちと一緒に百済寺樽を復活していただける限定50名の“酒づくりオーナー”の募集をいたします。
■イベント内容
第一回 酒米「玉栄」田植え(小雨決行)
開催日時 2017年5月6日(土) 9:30〜15:00 (予備日5月7日)
集合場所 百済寺町公民館前(滋賀県東近江市百済寺町385-4)
9:30 受付開始
10:00 田植え作業
12:00 昼食
13:30 百済寺歴史探訪ツアー
15:00 終了予定
持ち物 : 水分、タオル、雨具 (雨天作業中はかっぱ) 服装:帽子・よごれても良い、動きやすい服装・着替え・ビニール袋(汚れ物用) 履物:田植え用の長靴・田植え足袋 (なければ、地下足袋か厚手の靴下)
※ 田植え用でない長靴は田んぼで抜けなくなってしまいます。
※ 裸足は危険です。
第二回 7月 草取り・百済寺修行(写経など)
第三回 9月 稲刈り・草鞋づくり(奉納)
第四回 2018年1月 喜多酒蔵探検・「百済寺樽」新酒試飲会
■応募要項
応募締切:2017年4月30日(日) ※当日消印有効
募集定員:50名 ※先着順
料金 : お一人様30,000円(体験4回分、百済寺樽4合瓶2本、百済寺参拝券、昼食付き)
参加資格:20歳以上(お子様との参加はご相談ください。)
応募方法 : 郵便ハガキ(下記内容をご記入)または FAX、メールアドレス、フェイスブックページ、Web(https:// hyakusaijitr.thebase.in)からお申し込みください。
お名前(参加される方全員のフルネーム)、住所、電話番号、FAX、メール、性別、年齢、口数、当日の交通手段
仮お申し込み後、事務局より振込先を連絡いたします。入金が確認できますとお申込完了となります。
※ ご都合が悪くなっても日程の振替は受け付けておりません。
※ お預かりした個人情報は、厳重に管理し、参加される方への連絡・確認・今後のイベント案内以外の目的では使用いたしません。
※ 第二回以降の体験内容詳細については、参加される方に追ってご連絡いたします。
※百済寺樽のお渡しは2018年1月を予定しております。
《本件に関する問い合わせ》
お問い合わせ先
百済寺樽復活プロジェクト
メール:hyakusaiji.ricewine.pj@gmail.com
ファックス:06-7632-3021
申し込みフォーム:https:// hyakusaijitr.thebase.in
電話:080-4232-8533(担当 比嘉)